プロ２

５/２０の日記の続きになります。詳しくは↓を先に見てくださいhttp://sorasdiary.blog.shinobi.jp/Entry/18/

まだ自分の中でも固まった意見というものは無いんですけど・・・。

例えば俺はずーっとレストラン系の仕事をしています。（途中何回か違う事もしてましたけど・・・。）でもサービス業に高校を卒業してからずーっとしています。いろいろ勉強させてもらいましたし、まだ勉強し足りないものもあります。初めに勤めたHOTELの上司なんかは、こんな事言っていました。
『ホテルマンは身だしなみをキチンとしていなければ駄目だ。ジャケット・スラックスはもちろんだが、一番注意しなければいけないのは靴。靴を何時も綺麗にしている奴はすごいんだぞ。』

この上司は何を言いたいかわかります？ジャケットとかスラックスと言うのは、鏡を見たりすれば汚れていたりとか、皺が有ったりとかって分かるじゃないですか？でも靴って一番見落としがちなんですよね。そして靴が一番汚れるんです。それは見落としがちな所でも有るんですけど、一番地面に接している部分だからです。特に黒の革靴は汚れが目立つんですよ。そして靴が綺麗な人間はクオリティー（品格）も高いそうなんです。hotelっていろんなhotelがあると思います。ビジネスから高級ホテルまで。でもそれを演出する人間が、醸し出す雰囲気でhotelの雰囲気は全く違ってくるもんなんですよ。（でも俺は未だに出来ていませんけどね。。。）ディズニーランドが良い例です。あそこに行った事が有る方は大半の方が、気持ちの良いところと思うでしょう。それがあそこの雰囲気です。あの気持ち良さが無かったら、全く違うイメージになるんです。

それからもう１つこの上司が言っていた事が有りました。
『男の化粧は出来るんであればしろ！』
これは、顔色が悪かったりする時って人間なんだからあるじゃないですか。その時に化粧が出来れば常時お客様に好印象を与えられるという事です。（この点に関しても僕は出来ませんけど・・・。）

結局俺は何も出来ていないんです。でも俺はなんとなくこの言葉達を覚えています。それはこの上司がプロだからです。職人気質だからなんです。だから話も面白かったし、怒ると物凄く怖いです。

続きます・・・・。

でも今この時代に、そんなことやっている人は居ないと思います。（やっている人がいたらごめんなさい・・・。）これは俺も含めてです。それはやってもしょうがない事として、評価の対象にならないからです。数値で測れない事だと思うんですよこれらの事って。でもこういう事ってすごく大切で見る人は見てますよね。でも営利優先というか個人主義というか、それが先頭に立ってしまっている気がするんですよね。表現が乏しいので上手く表現できない自分なんですけど。要するに職人が少なくなってきていると思うんですよね。

でもそれだとこれから、辛くなってくると思うんですよ。だって周りがこんなに、個人主義で自分さえ良ければ良い人ばっかりだと、人を思いやる心とか、人のやる事に興味を持つ事が出来なくなる気がするんですよね。それに俺の場合は仕事につながってくるんですよね。だって皆と同じようなサービスを受けたくないって人がいた場合、対応できなくなってきますから。

俺が一番歯痒く思っている事ってそこなんですよね。一人一人に感動を与えられるようなサービスをしなければいけないのに、企業はそれを求めていない。でも時々企業側も画一的なサービスでは駄目だという風に求めてくる。要はバランスなんですけど、その矛盾に、はっきり言って、ずーっと悩み続けています。それを割り切れれば楽なんでしょうけどね。真剣に考え過ぎちゃうみたいです。そして一人で抱え込んじゃうんですよ。誰にも相談できないんですよね。上手く表現できないから余計相談できなくなっちゃうんですよ。

今もこの問題については、俺の中で答えは出ていません。はっきり言って当分出ないと思います。でもこれが俺の問題なんだと思います。

俺は少しでもプロになりたい。これからあの時の上司を思い出して靴でも磨く事からやって行こうと思います。